赤ちゃんや小さい子どもの「泣き入りひきつけ(憤怒痙攣)」をご存知ですか?
6カ月から2~3歳ぐらいまでの子どもの4~5%に起こると言われている泣き入りひきつけ。
我が家の息子は、1歳1ヶ月の時、泣き入りひきつけでけいれんを起こして救急車を呼んだことがあります。
この記事では、そのときの体験談について書きました。

わたしは当時、泣き入りひきつけについて知識がなく、本当に怖い思いをしたので‥
小さなお子さんのいるママ・パパは同じような経験をした場合に備えて、
- 泣き入りひきつけで後遺症が残ったり、命に関わることはない
- ひきつけを起こしたら、まずは優しく背中をさすって声かけ
- けいれんを起こしたら救急車を呼ぶ
この3つを知っておいていただければと思います!


泣き入りひきつけ(憤怒痙攣)とは?
泣き入りひきつけ(憤怒痙攣)とは
泣き入りひきつけ、または憤怒痙攣(読み方:ふんぬけいれん)と呼ばれる症状は、
乳幼児が大泣きした後、息を吐いた状態のまま呼吸停止し、顔色不良、意識喪失し、ぐったりしたりけいれんなどを起こす病態
引用元:一般社団法人 日本小児神経学会
自我が強い子・怖がりな子に多い
6カ月から2~3歳ぐらいまでの子どもの4~5%に起こると言われています。
また、自我が強い子・怖がりな子は泣き入りひきつけを起こしやすいようです。



たしかに息子は自我が強めで怖がりかも。
後遺症が残ったり命に関わることはない
一時的に無呼吸になり、意識を失ったりけいれんを起こしますが命に関わることはありません。
成長に伴って症状は出なくなる
かかりつけの先生によると、3歳〜5歳ごろには症状が出なくなるそうです。



5歳だとまだ3年以上もある‥
けいれんを起こして救急車を呼んだ体験談
きっかけはお薬を嫌がって泣いたこと
普段からギャン泣きすると、はじめの泣き声が出る前にしばらく息が止まり、顔が真っ青になることが多い息子。
この日は風邪で病院を受診していて、お薬を出されていました。
嫌がるお薬をむりやり飲ませようとすると大泣きして息が止まり、
「またいつものだな〜」と思いながらなだめていましたが‥
一向に息を吐かず、だんだん顔が青白くなり意識を失ってしまいました。



当時は怖くて、揺さぶったり大声で呼んでしまいましたが、冷静に対応することが大切なようです。
この時は「泣き入りひきつけの存在」の存在は知らず、パパは仕事中でワンオペ。
怖くなって救急車を呼びました。
けいれんの様子
救急車を呼ぶために電話で話していると、だんだん顔色が戻ってきましたが、
今度はけいれんが。
左右対称の強いけいれんが5分、そのあと5分ほどピクピクと小刻みな動きが続きました。



パニックだったのですが、「子どもがけいれんした時は左右対称かをチェックして時間を測る」ということは知っていたので、何とかスマホで時間は確認できました。動画を撮るのも良いようです!
救急車が来た頃けいれんが止まる
救急車が来た頃にけいれんは止まりました。
救急車に乗っている間は眠っていたのですが、手の指がずっと反った状態のままで怖かったです。



けいれんが長く続いたから一時的に反っていただけのようで、病院に着く頃には戻っていました。
救急車に乗っている間は、「このまま目を覚まさなかったらどうしよう‥」と、生きた心地がしませんでした。
病院では血液検査・点滴をして帰宅
病院では血液検査をしてもらいましたが異常はなし。
「状況から考えて、泣き入りひきつけでしょう」とのこと。
先生から泣き入りひきつけについて教えてもらいました。
もともと風邪で水分も摂れていなかったので、点滴をしてもらってその日は帰宅。
念のため脳波検査をすることに
けいれんの時間が長かったため検査を
泣き入り引きつけ自体は赤ちゃんにはよくあるそうですが、けいれんの時間が長めだったとのこと。
泣き入りひきつけではなく「てんかん」の可能性はないか調べるため後日、脳波の検査を受けることに。
脳波検査の体験談はこちら


検査の結果やはり泣き入りひきつけ
検査の結果、脳波に異常はなくやっぱり泣き入りひきつけでした。



「念のために一応検査しておきましょうか〜」という感じでしたが、検査前は不安でいっぱいでした。
鉄欠乏性貧血だと起こりやすいので鉄剤を服用
脳波と一緒に血液検査をした結果、貯蔵鉄(身体に蓄えられている鉄分)が少なめとのこと。
貧血だと引き付けを起こしやすいため、鉄剤を服用することになりました。



かかりつけの先生にも報告すると、「鉄剤を飲むほどじゃないと思うけどな〜」とのこと。これも「念のため」飲む感じでしょうか。
けいれんを起こしたら救急車を呼んで!
泣き入りひきつけでのけいれんは救急車
- 検査をしてもらった総合病院の先生
- かかりつけの小児科の先生
両方に聞きましたが、
とのことでした。
命には関わらないのでママは落ち着いて対応を
我が子の息が止まり、けいれんを起こしている姿を見るとパニックになってしまいますが、
受診したときに正しく伝えられるよう、
- けいれんの様子(左右対称か)を観察
- けいれんが続いた時間を測る
- 可能なら動画を撮っておく
の3つができるといいですね。



わかってはいても、次もきっとパニックになりそう‥
けいれんが起こる前に声かけで落ち着く場合も
ママが落ち着いて声かけすることで、けいれんを起こす前に落ち着く場合も。
1歳8ヶ月現在の様子は?
今のところけいれんは起きていない
救急車を呼んで以来、けいれんは起きていません!
鉄剤のおかげか息が止まる時間も短く
大泣きすると息が止まることは今もよくありますが、止まる時間が短くなってきました。
鉄剤を飲むようになったおかげか、成長してきたからでしょうか?



一度けいれんしている姿を見ているので、わたしは大泣きするたびにドキドキしてしまいます。
泣き入りひきつけで救急車を呼んだ体験談まとめ
この記事では、1歳1ヶ月の時に息子の泣き入りひきつけで救急車を呼んだ体験談について書きました。



わたしは当時、泣き入りひきつけについて知識がなく、本当に怖い思いをしました。
小さなお子様のいるママ・パパは同じような経験をした場合に備えて、
- 泣き入りひきつけで後遺症が残ったり、命に関わることはない
- ひきつけを起こしたら、まずは優しく背中をさすって声かけ
- けいれんを起こしたら救急車を呼ぶ
この3つを知っておくと落ち着いて対応できるかと思います。




にほんブログ村
コメント