最近、少しずつ取る人が増えている印象のパパの育休。
会社や家庭の都合で、「1日だけ、または数日だけ取る」という場合もあるかと思います。
このような場合、育児休業給付金(=育休中にもらえるお金)はもらえるのでしょうか?
この記事では、パパが育休を1日だけ取る場合の
- もらえる育児休業給付金の金額
- 注意点
- 申請の方法
- 振り込まれる時期
についてまとめています。
パパの育休はいつから取れる?
男性の育休は出産予定日から取得可能
ただし、育児休業給付金が支給されるのは実際の出産日からです。
予定日より出産が遅れた場合、その間は有給に振り替えられるか事前に会社に相談してみましょう。
会社への申し出は2週間前までに
法律上は2週間ですが、実際には引き継ぎなどもあるのでもう少し早めに伝えておくほうが無難です。
1日だけ取る場合の育児休業給付金は?
1日だけの育休でももらえる
育児休業給付金は
- 男性が育休を取った場合
- 1日だけ、数日だけの育休の場合
でも支給されます。
ただ、まだ「男性の従業員が育休を取る」という経験のない会社が多いため、
- 1日だけでも育児休業給付金をもらえることを会社が知らなかった
- 手続きを忘れられてしまっている
という場合も。
育休を取ったのに、給付金が振り込まれていない
という方は早めに会社に確認を!
育休を取る日の前2年間のあいだに、雇用保険に入っていた期間が12ヶ月以上必要です。
途中で転職している場合、
- 前職を辞めてから1年以内に転職している
- 失業手当をもらっていない
の2つの条件に当てはまれば前職で雇用保険に入っていた期間を足すことができます。
育児休業給付金の金額は?
育児休業給付金の金額は、
休業開始時賃金日額×支給日数×67%
これだとわかりにくいのざっくり言うと、
が支給されます。
たとえば日給10,000円の人が1日だけ育休を取ると、
「1万円×1日×67%=6,700円」がもらえるという計算です。
関連記事:働いてるより手取りアップ?誰でもできる育休のお得な裏ワザ2選
有給で休むともらえないので注意!
育児休業給付金をもらうためには、
無給で休むと育児休業給付金がもらえますが、会社の給与は休んだ分が引かれます。
通常は、育児休業給付金をもらうより有給を取ったほうが手取りは多いです。
なので、1日だけ育休を取るのは
- 休みたいけどすでに有給を使い切ってしまっている
- 社会保険料を安くするためにあえて育休を使いたい
(▶︎こちらの記事で詳しく解説しています
働いてるより手取りアップ?誰でもできる育休のお得な裏ワザ2選)
という場合におすすめです。
申請に必要な書類は?
申請に必要な書類は、この3つです。
- 母子手帳のコピー
市区町村長の証明があるページ - 振込先の銀行の通帳コピー
口座番号・支店名がわかるページ - 育児休業申出書
①・②は男女共通ですが、③は男性が育児休業給付金の申請をするときのみ必要です。
育児休業申出書は育休を取るときに会社に提出しているはずなので、改めて準備する必要はありません。
②について通帳を作っていない場合は、アプリから印刷したもので大丈夫です。
育児休業給付金はいつ頃振り込まれる?
ハローワークへの育児休業給付金の支給申請は会社がしてくれます。
申請できるのは育休終了日の翌日から。
1日だけ休んだ場合は、休んだ翌日に申請可能です。
まとめ:育児休業給付金は育休を1日だけ取った男性でももらえる
ご説明した通り、
会社が制度を知らなかったり、忘れている場合もあるのでパパが育休を取る場合は確認してみてください。
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