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【社労士試験】独学で一発合格を目指す勉強方法・スケジュール

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【社労士試験】独学で一発合格を目指す勉強方法・スケジュール

わたしは一昨年の2020年度の社会保険労務士試験に4度目の受験で合格しました。

これまでの4回の受験の経験を元に、

今から独学で社会保険労務士試験合格を目指すならどうするか?

をまとめました。

  • これから独学で社労士試験に挑戦される方
  • 残念ながら2021年度の社労士試験が不合格だった方

の参考になると嬉しいです。

目次

わたしの受験歴と合格時の点数

4度目の受験で合格

1回目

初受験!足切りはなかったものの択一の合計点が1点足りず不合格

2回目

事情により受験できず

3回目

基準点には達していたけれど健康保険法の点数が1点足りず足切り

ちなみに、2回目の受験の直前から社会保険関係の手続き・給与計算を担当していて、産休に入るまで約2年間働いていました。

「社労士事務所で働きながら受験勉強」の実際は?

初受験時は働きながら10ヶ月間で合格ラインまで到達

わたしが初めて受験した時、勉強を始めたのはちょうどその年の合格発表があった11月頃でした。

1点だけ足りず合格はできませんでしたが、実際の経験上、

  • 社会人で働きながら
  • 独学
  • 初受験
  • 勉強期間10ヶ月程度

の場合でも合格ラインに到達することは不可能ではないです!

独学でもモチベ維持の方法まとめ

合格した時の各科目の得点

試験科目選択式択一式
労基・安衛48
労災59
雇用58
労一56
社一3
健保55
厚年47
国年58
総得点3651

わたしの合格体験記はこちら

10ヶ月で合格ラインへ!勉強方法・スケジュール

実際に働きながら10ヶ月で合格ラインまで到達できた経験から、「10ヶ月」を目安としています。

基本書・テキストを1周読む

(2ヶ月間)

問題集を解く&苦手分野の学習

(6ヶ月間)

予想問題・模試

(1ヶ月間)

ひたすら暗記

(試験日まで)

ざっくり言うと‥

  1. 始めにテキストを読んで全体像を把握
  2. 問題集を解きつつ苦手分野の理解を深める
  3. 予想問題・模試を解く
  4. あとはひたすら暗記

短い期間ではじっくりインプットする時間はないので、どんどん問題を解きながら覚えていきましょう!

11月〜12月:基本書・テキストを1周読む(2ヶ月間)

おすすめの基本書・参考書はこちら

フルカラーで初学者にもわかりやすい基本書

易しい文章で初受験の方におすすめ

こちらの記事で詳しく紹介しています。
▶︎【社労士】独学で合格できたテキスト・問題集(2022版も紹介)

基本書は理解できなくても止まって悩まずとにかく1周読む

基本書を読む目的は内容を理解することではなく、テキストを読んだときに「この単語なんか見たことある!」という状態にすること

サラッとでも基本書を読んでおくことで、全く初見の状態でテキストを読むより格段に理解しやすくなります!

テキストは全体像を把握するイメージで読む

1周目は理解できなくて当然!ひとつひとつの内容を理解しようとするより全体像を把握するイメージで

時短テクニック
  • 「スマホで見れる電子版」を活用
    資格の大原のテキストはスマホで見れる電子版付なので、通勤時間や家事・育児の合間にスマホでも読むことができます。

とりあえず問題を解いて解説を見ながら覚えるほうが効率的だという考えもありますが‥

わたしは全く知らない状態だと頭に入ってこないので1周はテキストを読んでから問題を解くようにしています。

おすすめしている資格の大原のテキストの内容は正直、他社のものに比べて浅めです。

ですが、とにかく文章が易しくて初学者でも読みやすい

短期集中で勉強する場合のポイントとして、

内容が濃くても読むのに時間がかかってしまったり理解しにくいものより、内容が浅めでもまずは短時間で全体像を把握できるものがおすすめです。

内容が足りない部分は、勉強しながら問題集や模試の解説を書き込んで補足していきましょう!

1月〜6月:問題集を解く&苦手分野の学習(6ヶ月間)

おすすめの問題集はこちら

実際に合格した時にも、参考書と同じ資格の大原のこちらのシリーズを使用していました。

択一式はこちら

選択式はこちら

こちらの記事で詳しく紹介しています。
▶︎【社労士】独学で合格できたテキスト・問題集(2022版も紹介)

一番時間をかけるところ!自信を持って正解できるまで何度も解く

ポイントは‥

  • 問題を解くときは、間違えた問題や自信のない問題に印をつけておく
  • わからないところはいつまでも悩まずにすぐ解答・解説を見てOK
  • 印をつけた問題のみを、自信を持って正解できるまで解き直す
  • 復習できるようにテキストに間違えた問題の解説を書き込んだりマーカーを引いておく

初学者の場合は1周目はわからない問題だらけのはず。

わからない場合はすぐに解説を読んで、間違えた問題だとわかるように印をつけておきましょう。

テキストに解説を書き込んだりマーカーを引いていくと、書き込みの多い苦手な分野がどこかわかってきます

時短テクニック
  • 2周目からは間違えた問題だけ解く
    1周目ですでに自信を持って正解できた問題は、何度やっても正解できるはずなのでとばしてしまいましょう。
    たとえば1周目で間違えた問題に×印をつけていたなら、2周目でも間違えたら隣にもう一つ×をつけ、3周目は×が2つ並んだ問題だけ解いていく‥というように進めます。

択一は⚪︎×問題の感覚で一肢ずつ正誤を判断

五肢択一の問題ですが、正解の肢を探すのではなく⚪︎×問題の感覚で1つずつの肢ごとに正誤とどこが間違っているかを考えながら解くと知識が定着しやすいです。

選択式は解いたあとに空欄を埋めた全文を一読

解答のページに空欄を埋めた全文を載せてくれているので、問題を解いた後に一読しておきましょう。

苦手分野はテキストの復習と合わせて雑誌の追加購入も

間違えた問題はテキストで復習するのはもちろんですが、苦手分野がわかってきたら雑誌の購入もおすすめです。

社会保険労務士試験受験の雑誌は以下のようなものがあります。

  • 無敵の社労士(TAC出版)
  • 社労士V(日本法令)
  • 勝つ! 社労士受験(労働調査会)

月ごとに白書・判例・法改正・年金‥と、苦手な方が多い分野が特集されているので自分の苦手な分野が特集されていてわかりやすそうだと思った月の分だけ購入できます。

特に、白書や統計についてはテキストでは内容が薄いので雑誌の購入がおすすめです!

実際に使った雑誌も紹介しています

7月:予想問題・模試(1ヶ月間)

予想問題・模試も問題集と同様に

ポイントは‥

  • 問題集と同様に解き、自信を持って正解できるまでやり直す
  • こちらも復習できるようにテキストに書き込み
  • 点数は気にしない!むしろ間違えた方が知識が増えるチャンス!

直前期なのでどうしても点数が気になってしまいますが、低くても全く気にしなくて大丈夫。

間違えた分、新しいことを覚えられたとポジティブに考えましょう!

予想問題は毎年以下の4種類購入していますが、時間が足りなくて解ききれない年もありました。

  • 出る順社労士 当たる!直前予想模試 (東京リーガルマインド)
  • 本試験をあてる TAC直前予想 社労士(TAC出版)
  • みんなが欲しかった! 社労士の直前予想模試(TAC出版)
  • 社労士V [解説付]完全模擬問題 (日本法令)

色々な問題に触れられるのでたくさん解いた方がいいとは思いますが、時間がなくて解きっぱなしになるくらいなら少ない数でもしっかり復習したほうが身になるはずです。

時短テクニック
  • 予想問題に付属のマークシートは使わなくてOK
    マークシートを塗るのは意外と時間がかかります。
    当日時間が足りなくなることが心配で練習しておきたい方以外はマークシートを使わず解いた方が時短になります。

8月:ひたすら暗記(1ヶ月間)

最後はひたすら暗記!

ポイントは‥

  • 問題を解きながら書き込んだテキスト
  • 追加購入した苦手分野の雑誌など
  • 購入した場合は直前対策の本 を何度も繰り返し読む!

試験の直前に見た内容は記憶に残りやすいものです。問題を解くと、誤った肢の内容の方が印象に残ってしまって頭の中がごちゃごちゃになってしまう可能性も。

この時期には問題を解かずに、「正しい内容」のものだけを見るようにしています。

問題の復習をしたい場合は、解くのではなく解説を見るようにすると良いでしょう。

時短テクニック
  • 書いて覚えるより読んで覚える
    わたしも元々は暗記したいときは殴り書きで何度も書いて覚える派でしたが、「書き写すこと」に満足して意外と頭に入っていないことに気づきました。
    書くよりも、全て覚えるくらいの気持ちで集中して読む方が効率的です!
  • 試験前日・当日に読みたいところに付箋やマーカーで印をしておく
    試験直前は全部覚えられていない気がしてきてどこを見ようか焦ってしまうもの。
    わかりやすい印をつけておきましょう!

ラストスパートでやるべき5つのこと

社労士試験当日

ポイントは‥

  • 試験当日に読もうと印をつけておいたところ以外は見ない!
    色々見ようと焦ると、結局何もできないまま試験が始まってしまいます。
  • わからない問題があっても長時間悩み過ぎずに次の問題へ。
    わからない問題に時間をかけ過ぎて、他の分かる問題を解く時間がなくなるともったいないので!
  • マークシートなのでわからなくても必ず解答する。
    特に択一は、勘でマークしても正解する確率は1/5。空白のままにしておくのはもったいないです。
  • 全て解き終わったらマークのずれがないか何度もチェック!
    自己採点で合格ラインに達していそうだった時に不安になるのがマークミスがないか。
    これだけチェックしていたらミスしているはずがない!と思えるくらい何度もチェックしましょう。

あとは‥

寝坊に注意!社労士試験は1分でも遅刻すると会場内に入れてもらえません。

前日は勉強をほどほどにして早めに寝ましょう。

働きながらでも10ヶ月間&独学で一発合格する方法まとめ

社労士試験に10ヶ月間&独学で一発合格するためのスケジュールはこちら。

基本書・テキストを1周読む

(2ヶ月間)

問題集を解く&苦手分野の学習

(6ヶ月間)

予想問題・模試

(1ヶ月間)

ひたすら暗記

(試験日まで)

毎年合格率が10%を切る社労士試験。ご紹介したスケジュール通りの勉強をこなせれば、10ヶ月間&独学で合格を目指すことも夢ではないです!

これから受験される皆様の合格を祈っています!

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