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社労士になるには資格取得後に登録を!必要な実務経験・費用も解説

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社労士になるには資格取得後に登録を!必要な実務経験・費用も解説

社労士(社会保険労務士)になるには、資格試験に合格するだけでなく、社労士名簿への登録が必要だと言うことはご存知でしょうか?

今回は、

  • 社労士(社会保険労務士)になるには?
  • 社会保険労務士試験について
  • 社労士名簿に登録するために必要な実務経験
  • 実務経験が全くない・足りない場合
  • 登録の流れ・必要書類
  • 登録にかかる費用

についてまとめました。

これから社労士を目指す方は要チェックです!

社労士試験についてはもう知ってるよーという方は「社労士になるには資格取得後に社労士名簿への登録が必要」以下をご覧ください!

目次

まずは社会保険労務士試験に合格

試験は年に1回・8月の第4日曜日に実施

社労士になるためには、まずは社会保険労務士試験に合格する必要があります。

社労士試験は毎年1回、8月の第4日曜日に実施されます。

2022年度(令和4年度)の社労士試験日はいつ?

2022年度(令和4年度)の試験は第4日曜日の2022年8月28日です。

※時間等、詳しくは社会保険労務士試験オフィシャルサイトをご確認ください。

社労士試験の試験科目は?

試験は、下記の科目についてそれぞれ選択式・択一式の2つの形式で出題されます。

  1. 労働基準法及び労働安全衛生法
  2. 労働者災害補償保険法
  3. 雇用保険法
  4. 労務管理その他の労働に関する一般常識
  5. 社会保険に関する一般常識
  6. 健康保険法
  7. 厚生年金保険法
  8. 国民年金法
  • 選択式:穴埋め問題
  • 択一式:五肢択一

全てマークシート形式で、記述問題はありません。

税理士試験のように科目合格の制度は無いため、一度で全ての科目について合格点を取る必要があります。

合格率は6〜7%程度

近年の社労士試験の合格率は6〜7%。

令和3年度7.9%
令和2年度6.4%
令和元年度6.6%

合格基準点は毎年変わりますが、直近の令和3年度の試験では下記の通りでした。

  • 選択式:総得点24点以上および各科目3点以上
    ただし労務管理その他の労働に関する一般常識は1点、国民年金法は2点以上
  • 択一式:総得点45点以上および各科目4点以上

※選択式は40点満点、択一式は70点満点の試験です。

総得点だけではなく各科目の足切り点も用意されているので、どの科目も満遍なく勉強して試験に挑む必要があります。

足切り点については、令和3年度の試験でも「ただし労務管理その他の労働に関する一般常識は1点、国民年金法は2点以上」とあったように、受験生の正解率が著しく低い問題については救済措置が取られることも。

難問・奇問の出やすい労一・社一は毎年、救済待ちの受験生も多いですよね。

社労士試験の受験資格は?

社労士試験は下記のどれかに当てはまれば受験することができます。

  • 大学・短大・専門学校等を卒業
  • 大学在学中の場合は62単位以上の卒業要件単位を修得
  • 公務員等の定められた実務経験がある
  • 行政書士等の定められた資格を保有 など

※詳しくはオフィシャルサイトの社会保険労務士試験の受験資格をご覧ください。

受験料

社労士試験の受験料は15,000円です。

独学でも不可能ではないけれど予備校を利用する受験生が大半

社労士試験は独学での合格も不可能ではありませんが、予備校を利用する受験生が大半な印象です。

自分のペースで独学で勉強するか、予備校を利用して効率よく勉強するか‥ご自身に合った方法を選びましょう。

わたしは社労士事務所で働きながら、独学&4回目の受験で合格しました!

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社労士になるには資格取得後に社労士名簿への登録が必要

社労士試験に合格するだけではまだ社労士を名乗れない

社労士試験に合格しただけでは、まだ社労士として仕事をすることはできません。

未登録の状態で社労士としての業務を行うことは社労士法違反になり、罰則もあります!

履歴書に書く際も、未登録の場合は「社労士資格保有」ではなく、「社会保険労務士試験合格」と記載する方が無難です。

社労士になるには社労士名簿への登録が必要

社労士になるには社労士試験合格後に、全国社会保険労務士会連合会に備える社労士名簿への登録を受けなければなりません。

勤務地の社労士会に入会

入会するのは、

  • 開業する事務所
  • 勤務先事業所の所在地

いずれかががある都道府県の社会保険労務士会となります。

社労士名簿への登録方法について詳しくみていきましょう!

社労士名簿への登録には2年間の実務経験が要件

登録には2年間の実務経験が必要

社労士名簿への登録には、社労士試験に合格していることに加え、2年以上の労働社会保険諸法令に関する実務経験が必要です。

労働社会保険諸法令に関する実務経験とは?

社労士名簿への登録に必要な「労働社会保険諸法令に関する実務経験」には以下のような実務が含まれます。

  • 社会保険関係の手続き
    (入社した従業員の社会保険加入手続き、退職した従業員の離職票作成‥)
  • 労働者名簿の作成
  • 36協定届・就業規則届 など

社労士事務所や企業の総務部での勤務経験が2年あれば上記の経験は得られるはず。

この業務でも大丈夫?と不安な場合は社労士会連合会に問い合わせて確認できます。

実務経験がない・足りない場合は事務指定講習を受講

実務経験がなくても事務指定講習を修了すれば登録可能

実務経験が2年に満たない場合は、連合会が実施する事務指定講習を修了すると、登録の資格要件を満たすことができます。

事務指定講習の内容は?

講習は、通信指導課程(4月間)と、eラーニング講習または面接指導課程の組み合わせにより行われます。 

通信指導課程

教材による自己学習+研究課題の報告による通信教育方式により添削指導

eラーニング講習又は面接指導課程(申込時に選択

eラーニング講習:オンデマンド配信による講習
面接指導課程:映像投影による講義形式の研修(4日間)
※どちらも1科目3時間

講習内容は以下の通り、社労士試験と同様です。

  1. 労働基準法及び労働安全衛生法
  2. 労働者災害補償保険法
  3. 雇用保険法
  4. 労働保険の保険料の徴収等に関する法律
  5. 健康保険法
  6. 厚生年金保険法
  7. 国民年金法
  8. 年金裁定請求等の手続 

3.修了認定

以下の要件を満たすと修了証が交付されます。

※修了証に有効期限はありません。

  • 通信指導課程:課題の提出を期間内に完了すること。
  • 面接指導課程:面接指導を全日程受講、またはeラーニング講習をすべて受講完了すること。

社労士名簿への登録の流れ・必要書類は?

社労士名簿への登録の流れ

STEP
入会予定の社労士会に登録申請書類を提出

社労士試験の合格発表日後1週間程度で、連合会より登録申請書等関係書類一式が送付されます。

すぐに登録しない場合、書類は無くしても請求できるので大丈夫です!

STEP
都道府県社労士会で受付・審査
STEP
全国社会保険労務士連合会へ進達 

審査後、社会保険労務士名簿・証票の作成がされる

STEP
証票を発行=登録完了

登録完了後2週間程度で発行

試験合格後、登録申請の有効期限はある?

登録申請に有効期限はありません。

登録料の他に社労士会入会費・年会費もかかるので、登録が必要な時が来てから申請しましょう。

登録申請の必要書類

登録申請時に必要な書類はこちら。

  • 社会保険労務士登録申請書
  • 社会保険労務士試験合格証書の写し
  • 従事期間証明書又は事務指定講習修了証の写し
  • 住民票の写し
  • 写真票:貼付する顔写真は縦3cm×横2.5cm

※試験合格または講習修了後に指名が変わった場合、通称を使用したい場合は追加で以下も必要です。

  • 戸籍抄本、個人事項証明書、改製原戸籍、旧姓・通称の記載のある住民票の写しのいずれか
  • 通称併記願

※入会予定の都道府県によって異なる場合もあるため、詳細は入会予定の都道府県社会保険労務士会にお問い合わせください。

登録料・事務指定講習受講にかかる費用は?

登録料・手数料

社労士名簿への登録にかかる費用はこちら

  • 登録免許税 30,000円 
  • 手数料 30,000円 

社労士会への入会費・年会費

登録料・手数料と合わせて社労士会への入会金・年会費も必要です。

社労士会への入会金・年会費は都道府県ごとに、また、開業登録か勤務登録かによって異なります。

東京都の例では‥
開業登録:入会金50,000円・年会費96,000円
勤務登録:入会金30,000円・年会費42,000円

※開業登録‥自分で社労士事務所を開業/勤務登録‥社労士事務所や企業に社労士として勤務

事務指定講習受講料

事務指定講習の受講料は77,000円(税込)です。

社労士として働くにはけっこうお金がかかるんですよね‥

ダブルライセンスを目指すならこちらがおすすめ

社労士になるには資格取得後に登録が必要!まとめ

ご説明した通り、社会保険労務士試験に合格するだけでは社労士を名乗って働くことはできません。

社労士として業務を行うには、以下のすべてを満たす必要があります!

  1. 社会保険労務士試験の合格
  2. 実務経験がない場合は事務指定講習を修了
  3. 社労士名簿に登録

また、登録料・事務指定講習の受講料などを合わせると以下のような費用がかかります。(いずれも東京都の例)

実務経験がなく事務指定講習を受ける場合だと

  • 自分自身で開業する場合 :283,000円
  • 社労士として勤務する場合:209,000円

実務経験がある場合だと

  • 自分自身で開業する場合 :206,000円
  • 社労士として勤務する場合:132,000円

勤務社労士の場合は会社が払ってくれる場合も。自分で払う場合は、額も大きく一度入会すると年会費が毎年かかるので必要なタイミングが来てから登録しましょう!

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